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漢方療法と鍼灸治療の違いについて
漢方療法と鍼灸治療には、それぞれ明確な役割分担があります。
廣田漢方堂では「弁証論治」に基づき、相談者の体内で生じている病理的な反応を是正するためにサプリメントや漢方薬を使用しております。
漢方薬での治療では、ご自身で1日1~3回服用するため、鍼灸治療に比べて持続的な効果を出しやすいというメリットがあります。
しかも薬を服用することにより、直接「体内に蓄積している気血水の詰まり」を取ることができ、さらに「気血水の不足」を補うことができます。
さらに漢方薬やサプリメントを使用することにより、体内で生じている病理反応を「大きく」動かすことができます。
一方、鍼灸治療の場合は、多くても週2回の治療となり、ご自身で毎日服用される漢方薬と違い「水の汚れ・血の汚れ」といった物質的な汚れを取り除くこと・「気の不足・水の不足・血の不足」を補うことは 苦手です。
しかし漢方とは違って働きの鈍っている経絡を鍼や灸で調節することで崩れたバランスをダイナミックに整えることができるというメリットがあります。
つまり鍼灸治療は、経絡に詰まりが生じていることによって動きが鈍っている状況を改善し、機能を回復させるためのきっかけを作るのが上手なのです。
このような漢方と鍼灸の特性を踏まえた上で、当院では「大きく体を動かして病理反応を是正するために漢方薬」を使用し、「経絡のつまりをなくし、全身の気血津液の流れを調えて機能を回復させるために鍼灸」を使用しています。
両者を併用することによって、内と外から治療を行い、より確実に症状を改善することができるように処方設計を行っております。
廣田漢方堂薬局・鍼灸院では、相談者の身体の状況に合わせて、漢方薬・サプリメント・鍼灸治療を組み合わせればいいのかについて判断し、ご提案させていただきます。
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